
「健康のために何かしないと…」と思っても、具体的に何をすればいいか迷うことはありませんか?
実は、私たちの健康は3つの異なる「予防」の段階で守られています。
今回は、それぞれの違いと、私たちの生活にどう関わっているのかをわかりやすく解説します。
1. 病気の発症を未然に防ぐ「一次予防」
一次予防は、健康な人が病気にならないようにするための取り組みです。まるで、病気の芽を摘み取るようなイメージですね。
具体的な取り組み
- 健康的な生活習慣: バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠を心がけることです。
- 予防接種: インフルエンザや風疹などの感染症から身を守るためにワクチンを接種することです。
- 健康教育: 喫煙の危険性や食生活の知識を学ぶことも、一次予防の大切な要素です。
健康診断で特に問題がなくても、日々の生活を少し見直すだけで、将来の病気のリスクを大きく減らすことができます。
特に、高齢化が進む日本では、健康寿命を延ばすために、この一次予防の重要性がますます高まっています。
2. 早期発見・早期治療で重症化を防ぐ「二次予防」
二次予防は、すでに病気になっているかもしれないけれど、まだ自覚症状がない段階で病気を見つけ、早く治療を始めるための取り組みです。
病気が小さいうちに手当てをすることで、大事に至るのを防ぎます。
具体的な取り組み
- 健康診断・がん検診: 会社や自治体で受けられる定期的な健康診断や、胃がん、大腸がんなどの各種がん検診がこれにあたります。
- 早期治療: 検診で異常が見つかった場合、すぐに治療を開始することで病気の進行を防ぎます。
「まだ若いから大丈夫」と思わずに、定期的な健康チェックは欠かせません。
健康日本21でも、生活習慣病やがんの重症化を防ぐために、この二次予防の推進が重視されています。
3. 病気と向き合いながらQOLを維持する「三次予防」
三次予防は、すでに病気を発症し、治療を受けている人が対象となります。
病気の再発を防ぎ、残された機能を回復させ、自分らしい生活を取り戻すための取り組みです。
具体的な取り組み
- リハビリテーション: 脳卒中後の麻痺を回復させるための訓練などがあります。
- 再発予防の指導: 糖尿病や高血圧などの持病がある場合、生活習慣や薬の飲み方について専門家から指導を受けます。
- 社会復帰支援: 病気で一時的に社会から離れていた人が、再び仕事や社会活動に戻るためのサポートも含まれます。
これは単なる治療ではなく、病気と上手く付き合いながら、生活の質(QOL)を高めることを目的としています。
地域包括ケアシステムの中で、リハビリや生活支援が重要な役割を果たしています。
まとめ:切れ目のない予防で、健やかな未来を
私たちの健康は、これら一次・二次・三次予防が連携し、「切れ目のない」システムで守られています。
病気にならないための一次予防、もしものための二次予防、そして病気と向き合うための三次予防。それぞれが重要な役割を担い、お互いに支え合っています。
今日からできる小さな一歩が、将来の健康を守る大きな力になります。ぜひ、あなたのライフステージに合わせて、これらの予防を意識してみてください。







