人生100年時代を謳歌するために!「健康寿命」の状態を知り、自立した生活を目指そう

1. 健康寿命とは?「非該当(自立)」がゴールです

「人生100年時代」と言われる今、ただ長生きするだけでなく、「いかに健康で長く活動的に過ごせるか」が重要になっています。そのカギとなるのが「健康寿命」です。

健康寿命とは、

「健康上の問題で日常生活が制限されることなく、生活できる期間」

を指します。

反対に、要介護とは、日常生活を送る上で介護や支援が必要な状態のことです。

つまり、「健康寿命の状態にある」ということは、要介護の状態ではないということになります。

2. 要介護度から見る「健康である」状態

では、私たちが目指すべき「健康である」状態とは具体的にどのような状態でしょうか?

それは、介護保険制度における要介護度の分類で言うところの、「非該当(自立)」の状態を意味します。

要介護度は、介護の必要度を示す指標として以下の8段階に分類されています。

要介護度分類 状態の概要
非該当(自立) 介護や支援を必要としない状態
要支援1・2 日常生活の一部に支障があり、支援が必要な状態
要介護1~5 食事、入浴排泄など日常生活全般に介護が必要な状態(数字が大きいほど介護度が高い)

このように見ると、「健康である」とは、要介護の段階に該当しない、つまり「非該当(自立)」の状態であることが明確に分かります。

3. なぜ「非該当(自立)」が大切なのか

私たちが「非該当(自立)」の状態を長く保つこと、すなわち健康寿命を延ばすことは、人生の質(QOL)を高める上で非常に重要です。

  • 好きな活動を続けられる:旅行、趣味、仕事、友人との交流など、したいことを自分のペースで続けられます。
  • 経済的な負担の軽減:介護が必要な状態になることで生じる自己負担を減らすことができます。
  • 精神的な充実:誰にも遠慮することなく、自律した生活を送ることで、心も健やかに保てます。

4. 今日からできる!健康寿命を延ばすための具体的な一歩

健康寿命を延ばし、「非該当(自立)」の状態をキープするために、日々の生活でできることはたくさんあります。

アクション ポイント
🚶 適度な運動 ウォーキングや軽い筋力トレーニングなど、「継続できる運動」を習慣にしましょう。体を動かすことで、将来の要介護の最大原因の一つであるロコモティブシンドローム(運動器症候群)を予防できます。
🍽️ 栄養バランス たんぱく質(肉、魚、大豆)をしっかり摂り、筋力維持に努めましょう。野菜や果物も欠かさずに。
💤 質の良い睡眠 疲労回復と脳の健康のために、規則正しい睡眠を心がけましょう。
🤝 社会参加 趣味やボランティア、近所付き合いなど、社会との接点を持ち続けることが、認知機能の維持にもつながります。
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