老年学とは(No0)

■ジェロントロジーとは、『人生100年時代の基礎知識』

ジェロントロジー(Gerontology)は、“AGING”、つまり個人の「加齢(年をとること)」と、社会の「高齢化」を研究対象とした一つの学問であり知識基盤です。

「加齢に伴う心身の変化を研究し、高齢社会における個人と社会の様々な課題を解決することを目的とした、AGING(加齢・高齢化)を科学する学問」がジェロントロジーと言えます。

ギリシャ語の「高齢者」の意味を表すGerontに、「学」を表すologyがついた造語です。

日本では「老年学」「加齢学」と訳されることが多いですが、それ以外にも「長寿学」「高齢学」「熟年学」「創齢学」「人間年輪学」「長寿社会の人間学」「人生の未来学」「生きがいの科学」など多様な訳が見られます。

ジェロントロジーの歴史は実は古く、すでに1世紀の時が経っているのです。

1903年にフランス・パスツール研究所のメチニコフ博士が長寿に関する研究をジェロントロジーと命名したとされ、1930年代以降、主にアメリカを中心に発展してきました。

現在もアメリカでは約250の大学や研究機関でジェロントロジーの研究や教育が進められています。

日本では1960年代以降、日本老年学会を中心とした学会での活動は行われてきましたが、世間一般までの広がりはなかったように思われます。

しかしながら、上述のとおり、人生100年時代の到来を前にいま、ようやく日本でもジェロントロジーに注目が寄せられてきています。

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